校友会挨拶

ご挨拶

校友会会長 安東厚生(第73回卒)

 校友の皆様には、益々ご健勝のこととお慶びを申し上げます。

 平素より校友会活動へのご理解とご支援をいただいておりますことに厚くお礼を申し上げます。特に昨年の創立120周年記念事業では、各方面から多大のご支援をいただきましたことに、重ねてお礼と感謝を申し上げます。

 私はこの度の役員改選により、定兼会長の後任として校友会長を拝命いたしました。定兼会長におかれましては、2011年より10年間の長きにわたり120周年記念事業をはじめとする、校友会活動を、その深い見識と行動力により重責を果たしていただきました。改めまして、定兼会長をはじめとする旧執行部の皆様のご尽力に敬意を表すとともに深く感謝を申し上げます。

 さて、校友会活動は2020年からのコロナ禍の影響により、これまでにない困難な状況に置かれています。過去3年間、校友会総会、支部総会など校友会活動の根幹を支える活動が全くできておりません。校友会活動は校友同士の絆を深め、母校の発展や活躍の報を受け、互いに切磋琢磨するために重要な活動であると思います。現状では、年2回の役員会と3回の執行部会、校友会報の発行のみとなっております。現在、国の指針としてのコロナウィルス対策も大きく変更されようとしていますが、今後の情勢も鑑みながら、1日も早く従来どおりの校友会活動に戻したいと考えています。

 昨年の校友会報でも報告がありましたように、母校は昨年2021年に創立120周年を迎え、コロナ禍による規模縮小ではありましたが、10月22日に記念式典を厳粛に実施することができました。来賓をはじめ学校長の言葉のなかに本校創立の源泉と歴史を改めて考えさせられましたし、生徒代表としての富坂くんの挨拶には本校建学の精神である「実地有功」の精神がありました。
今後においても母校は県北部の人材育成に欠くことのできないものであり、勝間田高校でしかなしえない教育実践は、これからもこの地において脈々と受け継がれなければならないと、確信した120周年でした。

 近年、県立高校はその存続において大変厳しい状況に置かれています。それは2019年策定の県立高校教育体制整備実施計画の指針に従い、新たな整備段階に入ることを意味しています。母校においては、昨年度より「岡山県立学校における学校運営協議会の設置等に関する規則」に基づき地域との連携・協働を円滑に行い、様々な立場の視点を学校運営に反映させることを目的に、新たな協議会が設置されました。これまで以上に、地域と密接な関係を築きながら母校の教育体制の維持発展に繋がるものと期待されます。今後、校友会としても、母校教育を支援するための体制づくりを検討して参りたいと思います。引き続き校友各位のご支援とご協力をお願いしたいと思います。

 最後になりましたが、多くの先輩諸氏のなか、私のような若輩者が、この大任を果たせるものか大きな不安を感じております。前任の定兼会長同様のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、会長挨拶とさせていただきます。